微笑みの国と言われるタイでは宗教の信仰は自由ですが、国民の約90%が仏教を信仰しています。日本も仏教徒が多い国ですが、タイと日本の仏教は大きく異なります。日本の仏教は中国や韓国を経由して伝わった「大乗仏教」で、誰でも成就できる、誰でも悟りを開くことが出来ると教えられているのに対し、タイの仏教はスリランカやミャンマー、ラオスなどを経由した「上座部仏教」で出家して悟りを開いた者だけが救われるとされています。
仏教寺院の多いタイ
タイには約3万もの仏教寺院があり人々の信仰の場であるとともに、暮らしに深く根ざした場所です。また、生活に仏教が深く根付いているタイでは僧侶の数も約40万人いると言われ、店舗や工場のオープニングや地鎮祭など多くの儀式では僧侶を呼ぶ場面があります。日常の生活でも人々は僧侶に食料を寄付したり、お寺への寄付や困った人を助けて徳を積む「タンブン」という行為があちこちで見られます。そんな「タンブン」で最も徳が高いのが出家で、ほとんどの男子は一生に一度はします。会社員でも出家することがあり、会社はそれを拒むことは出来ず、その間有給休暇になる会社もあります。それだけ仏教はタイ人にとって宗教は大切なのです。
仏教以外のタイでの宗教
また、少数派ながらも、タイにはイスラム教徒もいます。国内全土どこでも見られ街の至る所にモスクが建ち、アザーンが鳴り響きます。特に、プーケット島やサムイ島、クラビなどの南部地域では90%近くがイスラム教徒です。その他にもキリスト教やヒンドゥー教を信仰する人たちもいますが、宗教により差別されるということはありません、学校や会社では異なる宗教の者同士が一緒に勉強したり働いたり、友達同士でも一人だけ宗教が違っていても何ら問題はありません。それぞれの宗教を尊重しあっていることが良くわかります。
このように、宗教はタイ人にとってかけがえのないもので、お金のない人でもお寺や僧侶に「タンブン」する人たちも多くいて、お金よりも大切なのです。
タイでは有名な寺院は主要な観光スポットで、多くの外国人観光客が訪れます。しかし、タイ人にとって寺院は神聖な場所ですので、それに見合った服装や、行動をしてタイへの尊敬を深めたいですね。
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