バンコクで働く日本人駐在員の失踪

タイ 調査事例

今回の事例は、バンコクで働く駐在員の失踪をご紹介します。

Aさんはバンコクに3年ほど駐在員としてタイに単身赴任で暮らしています。今までは、会議や帰省などで毎月1回は日本に帰国することができましたが、2020年4月以降はコロナ禍の影響で、タイへの入出国が規制されて半年以上も帰国することができなくなりました。

 

Aさんの失踪

 

日本に帰ることができないストレスが溜まり、次第に元気がなくなっていくAさんを周りの人たちは心配していました。ある日会社を無断欠勤して、上司が連絡をしましたがAさんは応答しません。その次の日もAさんは会社に来ることもなく、自宅を訪ねても部屋にいる様子はありません。何か、事件に巻き込まれたのではないかと上司は心配しますが、広いバンコクでAさんを探す手立てはありません。色々と調べるとバンコクに日本人の経営する調査会社があることが分かり、早速依頼主となる上司は弊社に相談に来ました。

 

失踪したAさんの捜索

 

Aさんから依頼を受けた弊社は捜索を開始しましたが、失踪した人を探し出すのは容易な事ではありません。自宅や取引先、Aさんが立ち寄りそうな場所を調査するのはもちろんのこと、長年の調査活動によって築かれたネットワークを使って調査を続けました。

暫く調査を続けていくと、スワンナプーム空港でAさんらしき人を目撃したという情報が入りました。

 

Aさんとの面会

 

弊社は依頼主と同行して空港に向かいました。すると出発ロビーの椅子に一人で座っているAさんを発見することができました。依頼主は、失踪したAさんに原因を訪ねると日本に帰国できない事がストレスになっていたようで、空港に来れば日本に帰れるのではないかという思いから、失踪した後はずっとこの空港にいたようです。依頼者は帰国できないストレスからノイローゼ気味になっていたのではないかと説明しています。

その後Aさんは会社の便宜によって日本で勤務することになり帰国しました。

コロナ禍によって海外で暮らす人たちも、自由に日本とタイへの往来ができなくなりAさんのような悩みを抱える人も増えています。

今回のように、人の捜索が必要な場合は、現地に強いネットワークを持つ弊社にご相談ください。

 

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