タイ政府の新型コロナウイルス感染拡大防止対策も、当初は比較的、功を奏していましたが、2020年末にバンコクから程近い、サムット・サコーン県の国内最大の海産物市場・マハーチャイ市場で感染クラスター・過去最多の感染者が発生して以来、不安定な状況が続いています。タイ政府は、2021年末迄に国民の約半数のワクチン接種完了を予定してますが、非常事態宣言の延長が継続する中で、持ちこたえれず廃業する業者が後を絶ちません。
タイが誇る風俗産業は壊滅的状態
タイでは、100万人以上が風俗産業に携わり、性産業の経済規模は年間2,110億バーツに上るとも言われてますが、新型コロナウイルス感染拡大抑制の為に、カラオケ・ゴーゴーバー・ソープランド等は、営業停止措置を強いられている期間が長く、また規制が解除されて営業しても、肝心のメイン客層の外国人観光客や出張者がおらず、赤字となる為、開店しない店や経営難の為に廃業する店が多く、壊滅状態です。また、日本人にお馴染みのタニヤの日本人カラオケ店は、開店せずとも、数年単位で賃貸契約をしている店舗の毎月の賃貸料を支払い続けなければならず、多くの店のオーナーが悲鳴を上げてます。
タイ式マッサージ・スパ店等も廃業続出
外国人観光客に対する重要な観光資源であり、在タイ日本人にも非常に人気があるタイ式マッサージ・スパも、新型コロナウイルス感染拡大抑制の為に営業停止措置を強いられている期間が長く、多くの店舗が廃業しました。営業禁止令が発令されている期間中に、閉店したふりをして闇営業を行っていたタイ式マッサージが摘発され、オーナー・従業員が逮捕されるケースなども発生しています。また、フィットネスジム・ムエタイジム・格闘技ジムも営業停止措置を強いられている期間が長く、廃業するジムが発生しており、ムエタイは興行自体も激減している為、多くのムエタイ戦士が露頭に迷っています。
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