タイは2020年にはコロナ感染者の抑え込みに成功した国の一つでしたが、2021年に入り感染が急拡大しました。4月頃は1日当たり100人台の感染者が6月には6千人台、70月は連日1万を超える感染者数になっています。タイはワクチン接種で感染者を押さえる方針を取り年内のワクチン接種を計画していましたが、それ以上に感染者の人数が増えだして追加発注もままならず感染者の増加が止まりません。さらに、タイは中国とイギリスのワクチンを接種していますが、中国製のワクチンは殆ど効果がなく優先的に中国製の接種をした医療従事者の感染も悪化を招いています。
現在のタイの医療事情
タイのコロナ感染は、首都バンコク周辺に集中してバンコク及び周辺の県で全国の半数位を占めます。この中で重症患者以外は仮設病院を設置して日本の幕張メッセのようなイベント会場なども全て仮設ベッドが埋まり、スワンナプームやドンムアン空港のスペースも仮設病院に利用していますが、それでも全く足りず治療が必要でも自宅待機の患者が増えています。PCR検査を希望しても1週間位先になるので、検査会場は予約をする人たちが夜通し待つ姿が見られます。どの病院も満室となり重症患者を受け入れることができず、駐車場にベッドを設置して治療を行っています。
これらのことからタイは完全に医療崩壊しており感染者の数も連日増え続けています。
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