タイは2022年6月9日以降一般家庭での大麻の栽培が解禁されて、届け出をすれば誰でも栽培が可能になりました。しかし、情報が交錯して何が合法なのかがわからないため法に触れると逮捕される可能性があります。では、タイは大麻の栽培を合法化したことで治安に影響はあったのでしょうか。
増えた大麻の屋台
大麻が合法化されて以来増えたのは路上の大麻販売の屋台です。特に繁華街のスクンビットやシーロムの路上には大麻の屋台が多く、母国では買うことのできない外国人で賑っています。
大麻の販売は解禁されても制限がないわけではなく、公共の場で大麻を吸うことや、20歳未満は大麻を購入することはできません。そのため、タイ国内でタイ人や外国人による大麻関連の犯罪はほとんどありません。これまでは大麻の密造犯罪者が逮捕されるなどはありましたが、合法化されたことで密造する必要がなく値段が安くなったためそのような犯罪がなくなりました。一方で、大麻の購入者が国内で使用して問題を起こすようなこともありません。しかし、国外へ持ち出して帰国したときに逮捕されるような事例はあります。
日本人のタイでの大麻使用
日本人がタイで大麻を使用したらどのようになるのでしょうか。日本は大麻を使用したときは厳しく罰せられますが、タイで使用した場合も同様で「国外で保持したときも逮捕される場合がある」とされています。保持は使用したとほぼ同じで、タイで使用した場合帰国したときに匂いなどの反応が出た時に逮捕されることがあるということです。日本の法律では大麻の使用は国内に限定してないので、決して使用してはいけません。
このように、タイで大麻が解禁されても国内はこれまで通り大きな影響はありませんが、タイに訪れた外国人が持ち帰り逮捕されるなどの影響が出ています。
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