東南アジアにおける中国の存在は強大です。その中でもカンボジアやラオスなどの近隣諸国には中国資本が入り込み、ラオスでは2021年11月に中国からの高速鉄道の開通により
将来的には中国の昆明とラオスのビエンチャン間1,035㎞を10時間で結ぶ計画です。当初はラオス側の国境の駅ボーデンで中国側の国境の駅がモーハンとなります。
また、ラオスの観光名所がルアンパバーンでは中国資本のホテルなどが開業されて至る所で漢字の文字が見られる中国化が進んでいます。
カンボジアでは中国から莫大な援助を受けた結果、政策的に中国の言いなりになっていると言われる国の一つです。カンボジアのリゾートで有名なシアヌークビルでは中国資本のホテルが建てられてそこから流れ出る汚染された水や建築途中で止めて廃墟となった建物などこれまで美しかった海や美しい景観が荒らされてきました。
タイと中国の関係による影響
タイは中国との関係が深く、現在のタイ経済を握っているのは中華系タイ人です。また、政治においては中国寄りの姿勢が見られ、経済とともに中国の影響力が強いのが現在のタイと言えます。その中でも電化製品や携帯電話などのシェアの拡大が目覚ましく、日本のテレビやエアコンなど白物と言われる電化製品がタイの市場から消えていっています。
中国は安い価格で販売するのが特徴で日本の製品とは価格差が出るため、タイの人たちは中国製の商品を購入します。
このように政治的な関係は日本とタイではそれ程釣強い結びつきはありませんが、経済界においてタイは、工業製品の重要な生産国であり、同時に販売先の国であることから中国の台頭はこれからの日本企業にとっては脅威となります。
その一方タイの建築業界ではバンコクの中心街では日本の建築会社により造られた高層ビルが立ち並び、ルンピニ公園に隣接した巨大複合施設の「ONE・BANGKOK」プロジェクトでは日本のエレベーターやエスカレーターの受注が決まり今後のシェア拡大が期待されます。
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